天体観測に最適なベルリン近郊の星空パーク、Sternenpark Westhavelland

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Sternenpark Westhavelland HP

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ドイツの夜は暗いです。田舎はもとより、首都ベルリンでも日本の町の明るさを知っている人には驚くほど暗い。街灯の数が少ない上、ネオンサインなどもほとんどなく、場所によっては真っ暗に近いのです!

ドイツ人は省エネ意識が高く、必要以上に明かりをつけないという理由もありますが、それだけではなく、いわゆる「光害」を避けるためということもあるようです。過剰な照明は人間だけでなく、動植物にネガティブな影響を与え、また天文学研究を困難にするという理由から、一定上に町を明るくすることに否定的な人が多い印象を受けますよ。

 

光害の問題についてはドイツのみならず、国際的に対策が講じられるようになっており、UNESCOは2009年に国際天文学連合(IAU)と共に、Starlight Reserves と名付けられた国際光害防止プログラムにを開始し、星空保護区を認定しています。また、米国の非営利団体、International Dark Sky Association(IDA)も同様に、Dark Sky Reserveの認定を行っています。

 

このIDAに2014年、Sternenpark Westhavellandがドイツ初のDark Sky Reserveとして認定されました。なんと首都ベルリンからわずか65kmしか離れていないLochowという場所にあります。

 

星空パークはもともと自然保護区に指定されているエリア(Naturpark Westhavelland)にあり、天体観測だけでなく、散策や夜鳥や動物の観察を楽しむことができます。上の地図は首都から移動する際の大体の場所を示したものですが、星空パーク内にはいくつもの観測に適したゾーンがあります。(パーク内地図

 

このパーク内の夜空の明るさは、21.65 mag/arcsec²。この数値が大きければ大きいほど暗いのですが、そらがーるさんのブログによると、スカイ・クォリティ・メーカーで測定した屋久島の8月の夜空の明るさが20.4 mag/arcsec²とのことなので、ここはそれよりもさらに暗いということになりますね。(首都から65kmの地点ですよ!)

 

パーク内には貸別荘がいくつかあるのみですが、高性能望遠鏡(Skywatcher社製SWSL300P、Meade社製Lx90、Optolyth/Lichtenknecker社製OPTOLYTH 100/700及びBresser社製N203 – 詳しくはこちら)や天体観測セットを借りられる他、天体観測のアドバイスも受けることができます。

 

日本では石垣島が日本初の星空保護区認定に向けて取り組んでいるそうですね。私は石垣島ではなく、西表島へ行ったことがありますが、そこで見た星空の凄さは言葉で言い尽くせないほど感動的なものでした。あの星空に劣らない、いえ、もしかしたらそれ以上?の星空が期待できそうなSternenpark Westhavellandへはまだ行ったことがありませんが、今年は是非、行ってみようと思っています。

 

みなさんも、静かな自然環境の中で星空を眺めて過ごす「アストロバカンス」はいかがですか?パーク内の貸別荘、Ferienhaus Zemlinでは自転車やカヌーも借りられ、湖で泳いだり、釣りをしたりといういろいろなアクティビティも楽しめるそうです。

 

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