空気中のCO2をリサイクル 宇宙開発から生まれた空気浄化装置 skytree

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部屋の換気はこまめにしていますか。

 

私の住んでいるドイツでは、皆、とてもよく換気をします。締め切った部屋にいるのを嫌い、人の多い部屋では真冬でも「息苦しい〜。新鮮な空気を入れなくちゃ!」とせっせと窓を開けます。部屋の空気を入れるだけではまだ「新鮮な空気」が足りないと感じるようで、近所の公園や森へ散歩に行くのが大好き。

 

人は1日に約1kgの二酸化炭素を吸い込んでいるのだそうですが、 二酸化炭素を吸い過ぎると、頭痛や悪心、集中力が落ちるなどの症状が生じます。

 

まめに換気ができればよいですが、飛行機や電車、オフィス、学校、病院など、人が多く集まり、十分な換気が難しい場所もありますね。

 

しかし、二酸化炭素は同時に人間の生活には不可欠なものでもあり、様々な用途があります。空気中の二酸化炭素を集めてリサイクルことができれば、空気を浄化しつつ、二酸化炭素を有効利用できて一石二鳥ですね。

 

これを実現したのがオランダ企業 skytree

 

森の木々が大気中の二酸化炭素を回収するように、部屋や乗り物の中の空気から二酸化炭素を回収する空気浄化装置を開発しました。

 

Skytreeの空気浄化装置は、二酸化炭素を吸着し、加熱されるとまた放出する多孔質プラスチックビーズが使われています。もともとは欧州宇宙機関(ESA)がスペースシャトル内で宇宙飛行士達の吐く息をリサイクルするために開発された技術で、これを地球上でも活用しようとSkytreeがESAのスピンオフ企業として立ち上げられました。

 

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使い方はとても簡単で、装置を電源にプラグインするだけ。 二酸化炭素貯留技術(CCS)とは異なり、高濃度の二酸化炭素は必要ないため、いつでもどこでも利用できます

 

Screenshot 2016-04-21 09.53.36

 

回収した二酸化炭素は例えば、こんなことに利用できます。

 

水槽への二酸化炭素供給

大手水槽メーカーEheimと水槽に二酸化炭素を自動供給するシステムを開発中です。

 

農業に

近年、都市部で野菜を栽培する「アーバンファーミング」に注目が集まっています。日光の不足しがちな室内温室の二酸化炭素濃度を高め、生育を増進させることができます。

 

純水の再鉱化に

逆浸透膜を使って浄化した水は細菌やウィルスだけでなく、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも一緒に取り除かれてしまっています。二酸化炭素を注入することで、添加したいミネラルを溶解させ、安定した美味しい水を作ることができます。 遠くから二酸化炭素を輸送せずにきれいな水を作ることができるため、Skytreeは船やオフショア施設用に水の再鉱化装置を開発中です。

 

 

 

 

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