洋上風力パークで得られた電力を海底で蓄電 Stensea (Stored Energy in the Sea) プロジェクト

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フラウンホーファー風力エネルギー・エネルギーシステム技術研究所 (IWES)は建設大手Hochtief社と共同で、洋上風力パークで得られた電力を海底で蓄電する技術の開発プロジェクト、Stensea(stored Energy in the Sea)を進めています。

 

このプロジェクトのコンセプトは、洋上風力パーク付近の海底に中が空洞のコンクリートの球体を設置し、内蔵したタービンポンプを使って揚水発電を行うというもの。

 

(IWES)

(© IWES)

 

電力需要の低い時間帯に余剰電力を使って球体から海水をポンプで組み上げて排出し、需要のピーク時には海水を球体内部へ流入させ、タービンを回して発電します。

 

(© Hochtief Solutions AG)

(© Hochtief Solutions AG)

 

 

2013年に開始したこのプロジェクトですが今年(2016)末にはボーデン湖で4週間に渡るプロトタイプのテストが行われる予定。高い水圧に耐えられるように球体にデザインされた試験用ユニットは直径3メートルの大きさですが、実際に設置されるのは直径30メートルのユニット。それぞれの蓄電容量は20MW/hとなる見込みです。

 

海底で蓄電を行う主なメリットは、

  • 得た電力をその場で蓄めておける
  • 蓄電池を設置するための土地を必要としない
  • 海底の高い水圧を利用してたくさんの電力を溜めておける

など。

 

設置場所が深ければ深いほど蓄電容量が大きくなりますが、技術的に可能で、かつコストの面でも現実的な深さは水面下600 〜800 メートルとのこと。でも、ドイツにはそれほど深い海岸がないので、実用化されるとすれば別の国での利用になりそうですね。

 

詳しい英文資料はこちらから。

 

参考:

Pumpspeicher: Forscher planen Windkraft-Akkus am Meeresgrund (2016年2月23日付けのシュピーゲル誌の記事)

 

 

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