スマホの加速度センサーで地震を検知するアプリ、My Shake

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地震の発生メカニズムは非常に複雑で予知することは不可能とされていますが、地震波のうち初期微動のP波と破壊力の大きい主要波S波との伝播速度の差を利用し、早期に警報を発することで被害を小さくすることができます。 初期微動が検知され警報が発せられてから主要波の到達までの時間がわずか数秒であっても、ただちに火を消す、エレベーターを停止させる、 トンネルを一時閉鎖する、外科手術を中断するなど、様々な対応により大きな被害を防ぐことができます。

 

幸い、地震の多い日本や台湾では、 地震速報システムが発達していますが、世界のその他の場所では警報システムがうまく機能しておらず、 被害が大きくなりがちです。

 

その主な理由の一つは、地震計の設置密度が低いこと。米国カリフォルニア州でも地震が多く発生しますが、地震計の密度が低いため警報が効果的に発信されていないそうです。

 

そこで、カリフォルニア大学バークレー校の研究者らはドイツテレコムの現地ラボと共同で、スマートフォンの加速度センサーを地震センサーとして利用し、地震情報ネットワークを構築するアプリ、MyShakeを開発しました。

 

new_MyShake_phone

 

スマートフォンにはもともと加速度センサーと呼ばれる、端末の動きを捉えるセンサーが内蔵されています。 MyShakeはこのセンサーを使って、地震に特徴的な波形を探します。もちろん、スマートフォンは持ち歩くと常に揺れていますが、特殊に開発されたアルゴリズムにより、地震波をノイズと区別することができるそうです。

 

地震とみなされる信号を検知すると、 プログラムはバークレーのデータセンターにショートメッセージを自動送信します。短時間に同じようなデータが 多く集まると 、センターはメッセージを送信した個々のスマートフォンに詳しいデータを要求し、集まったデータから震源地及びマグニチュードが自動計算される仕組み。近々、解析結果は地震速報として再送信されるようになる予定です。

 

この無料アプリが多くダウンロードされるほどネットワークの密度が高まるので、市民参加型の警報システム構築プロジェクトと言えますね。すでに世界中でダウンロードされているようです。(ダウンロード状況の確認はこちらから)

 

 

追記 日本でもNECが、緊急地震速報システムの輸出に乗り出すようですね。こちらの記事に解説されています。

 

参考:

Sensibles Smartphone (F.A.Z.)

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