ドイツのマスメディアの豊富な科学番組

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(Image: Klappe/Pixaboy)

 

元々は科学嫌いだった私が大学に入り直して科学を勉強するようになった理由はいくつかあるのですが、その一つは、ドイツのマスメディア(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)には科学情報がたくさんありそれがとても良質であることです。

何を持って良質とするかは難しいと思いますが、一言で言えば、「一定の教養があるが、その分野の専門知識がない人でも理解できるレベルで、面白い」のです。バラエティ番組のような面白おかしいものではなく、かなり真面目で学術的なものが多いです。もともとドイツ人はあまりエンタメ的なものを作るのは得意ではないのか、淡々としたものがわりあい多いのですが、それなのに面白い。それは作りは淡々としていても内容が濃いからなのです。

テレビの科学番組というと、日本ではNHKのスペシャル番組がありますね。私はNHKの科学番組も大好きで、特にグラフィックスが素晴らしいと思います。NHKスペシャルのビジュアル完成度の高さには惚れ惚れしてしまいます。

ドイツにもビジュアルの素晴らしい科学番組がたくさんあるのですが、今回ここでご紹介したいのはそれとは対極にあるシンプルな科学啓蒙番組です。たくさんのお金をかけた凝った番組ではないのに面白い。ドイツ語ですが、クリックして雰囲気をちょっと見てください。

 


これはミュンヘン大学物理学教授、Harald Lesch氏の天文学の番組。

 


こちらはウルム大学病院精神科医で学長のManfred Spitzer氏の脳科学の番組。

 

とてもシンプルでしょう?どちらもシリーズなのですが、スタジオセットはいつも同じで最低限。講師の先生が一人で喋っているだけ。それなのに、トークが面白いのでついつい引き込まれて最後まで見てしまいます。私はこれらの番組を初めて見たとき、「お金をかけなくても、こんなに面白い教養番組が作れるんだ!」と、感心してしまいました。もちろん、講師の話術がなければ成り立たないわけですが、、、。

私は脳科学に特に興味があるので、下の動画シリーズは全部見て、DVDまで買ってしまいました。

 

それから、日本ではあまり一般的ではないけれどドイツで充実している科学啓蒙メディアに、ポッドキャストがあります。主にラジオ番組を録音したもので、番組サイトからいつでもダウンロードできるほか、登録しておくと定期的にパソコンやモバイルに配信されるので、移動中に聴けてとても便利です。ニュース形式の短いものから、じっくり聴ける長い番組までいろいろで、最新の話題に触れられるのが素晴らしいです。私はアイロンがけなどの退屈な家事の間や、犬の散歩のときによく聴きます。私の夫は、往復2時間の車での通勤の間、毎日ノンストップでポッドキャストを聴いていて、通勤タイムはたっぷり情報収集できる充実タイムだと言っています。

 

ポッドキャストは科学分野に限らず、いろいろなものがあります。こちらのポッドキャストポータルで検索できますが、「科学一般」のカテゴリーだけでなんと1619もの番組があります。(1619ですよ!)また、英語のポッドキャストにも面白いものが山ほどありますが、英語に関してはいろんなところから情報が得られることと思いますので、ここではドイツ語のものをご紹介しています。ドイツ語をお使いになる方、または科学が好きでドイツ語を勉強中の方、ご興味があったら是非聴いてみてください。

 

そんなわけで、ドイツのマスメディアには質の良い科学情報が豊富にあるので、いつの間にか科学がすっかり好きになりました。

また、これは英語の方が量が圧倒的に多いですが、今ではiTunesUでいろいろな大学の講義をいつでも好きなときに無料で聴くことができますし、お金をかけなくても学べる環境がますます整って来ていて、嬉しい限りです。

 

いくつかドイツのテレビの科学番組(大人向けのみ)のリンクを貼っておきますね。

 

Die große Show der Naturwunder

Faszination Wissen

Leschs Cosmos

nano

Planet wissen

Terra X

Quarks & Co.

Die Physik Albert Einsteins

W wie Wissen

Was wir noch nicht wissen

Wissen im Fluss

 

 

 

 

 

 

 

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