ミツバチを大量死から守る装置、ビー・サウナの効果は?

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ミツバチの大量死は世界中の養蜂家にとって大きな問題です。ミツバチの大量死の原因については様々な説がありますが、ヨーロッパにおけるミツバチ大量死の一つの大きな原因はバロアダニ(ミツバチヘギイダニ)が研究目的でアジアから欧州にトウヨウミツバチがもたらされたとときに一緒に入って来たもので、トウヨウミツバチのように耐性を持たないセイヨウミツバチはこのダニが寄生すると死んでしまうことがよくあるのだそうです。駆除のために殺虫剤や酸が使われていますが大きな効果はなく、逆にミツバチの健康を損ねる恐れがあるため、養蜂家らは頭を抱えています。

こうした中、ドイツでは、ミツバチの群を丸ごと温め、熱によってダニを死滅させる装置、「ビー・サウナ(BIENENSAUNA)」が考案され、話題を集めています

 

(© Bienensauna.de)

(© Bienensauna.de)

 

仕組みはとても簡単で、装置(写真のシルバーの四角い部分)を巣箱の下部に差し込み、スイッチを入れるだけ。巣箱内の空気をダニが死滅する40〜42℃に温めます。開発者によると、この温度はミツバチにとっては暑すぎず、ミツバチはサウナに入っているかのように「リラックス」するのだとか。約3-4 時間(プログラムにより異なります)の処置中、巣箱内の温度・湿度は常にモニタリングされ、最適な条件が保たれます。

 

熱のみを使うこのダニ駆除法は有害な化学物質や酸を必要としないためエコロジカルで、また天気や季節に関係なく使用できると関心を呼び、これまでに250人を超える養蜂家がテスト使用に参加しています。評判は上々。各地でデモンストレーションを行い、サウナの中でミツバチがどんな様子でいるか、巣箱の外側から観察することができます。

 

ただ、このダニ駆除法の効果を裏付ける科学的研究は今のところなく、本当にこの装置でミツバチの健康を損ねることなくバロアダニが駆除できるのか、懐疑的な意見もあるようです。

 

でも、養蜂家にとってはミツバチの大量死はまさに死活問題。科学的に効果が証明されるまで待っているわけにもいきませんから、試してみるのは悪くないかもしれませんね。

 

Bienensaunaは2015年のドイツNext Economy Awardを受賞しました。

 

年2回の処置でミツバチを健康に保てるというこの装置の価格は 1325 Euro、5年間の保証付きです。

こちらから予約できます。(販売開始は2016年6月から)

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