エネルギー自給自足のハウスボート、autarecプロジェクト。

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理想の家はどんな家ですか?

 

湖の多いドイツでは、夏の間、湖畔のキャンプ場で休暇を過ごす人が多く、ウォーターアクティヴィティが盛んです。カヌーやカヤック、モータボート、ヨットなどで湖から湖へと移動する他、ハウスボートを借りて水上でのんびりと時を過ごす人もいます。

 

ハウスボートはロマンチックなバカンスの宿として人気なだけでなく、ハウスボートに定住する人もいるんですよ!

 

毎日がバカンス気分だなんて楽しそうですが、気になるのはエネルギー供給。夏場はともかく、寒さの厳しいドイツの冬をボートの上で過ごすのは寒そうです。

 

でも、そんな心配の要らないハウスボートが実現するかもしれません。現在、フラウンホーファー研究所はドレスデン大学や企業と共に「エネルギーを自給自足するハウスボート」を実現するプロジェクト autartec© に取り組んでいます。

 

計画されているハウスポートは13平方メートルのスチール製の浮き上に乗った2階建ての建物で、一階の居間は75平米、2階の寝室は 34平米と広々としています。一階部分は 周囲をぐるりとテラスが囲み、湖を360度の角度から眺めることができます。電力は、ハウス外壁に内蔵したソーラーパネルとリチウムポリマー蓄電池で自給を可能に。

 

autarec© (Image: Fraunhofer Institut)

autarec©
(Image: Fraunhofer Institut)

 

冬場には含水塩の暖炉がハウスボートを温めます。暖炉上部に含水塩の入ったトレーを取り付け、火が燃えると含水塩が溶けて熱を吸収するというしくみです。蓄積された熱は必要に応じて結晶化装置をオンにすることで利用できます。このような再利用できるカイロをご存知ですか?同じ仕組みです。

(Image: de.Wikipedia.org)

(Image: de.Wikipedia.org)

 

液体中の金属をポキっと折ると液体が結晶化し、熱が放出されます。結晶化したカイロをお湯に入れて温めると再び液体化し、何度でも使えます。

 

補助の暖房として、浮きにはゼオライトの蓄熱材も内蔵予定。

 

夏の暑い日には大気と水の気化冷却を利用したクーラーとボート外壁の一部に植えたグリーンが快適な温度を保つそうです。

 

また、生活にはエネルギーだけでなく水供給も重要ですが、現在、セラミック膜ろ過による飲料・生活用水循環システムを開発中とのこと。

 

このハウスボートは2017年に完成する予定です。できたら見に行こうかな?

 

参考:

http://www.fraunhofer.de/de/presse/presseinformationen/2015/Dezember/das-selbstversorger-hausboot.html (フラウンホーファー研究所HP関連ページ)

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