起業バスでアフリカ横断 ドイツ発のイノベーション支援NPO、Ampion

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先日、ベルリンのコワーキンスペース、Roof Upで行われたイベント、“Innovative technology trends in Africa“へ行って来ました。Meatupグループ“Berlin Meetup for Innovative Technology and Business“が企画したアフリカでの起業に関心を持つ人のための情報イベントです。

 

参加者は40人ほどでしたが、欧州・アフリカを中心に5つの大陸から様々な国籍の人が集まり、アフリカにおける起業トレンドに関するプレゼンテーションを聞いて意見交換し、とても有意義でした。

 

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(コワーキングスペース、RoofUpの屋上サンルーム)

 

ナイロビのテクノロジーエキスパートによるスカイプを通じてのライブ参加の他、いろいろな話を聞いた中で、特に私の印象に残ったのはアフリカにおける起業を支援するドイツ発のNPOであるAmpion(Amplifying Pioneership)の創始者、Fabian Guhl氏のプレゼンテーションでした。

 

アフリカ大陸でも現在、多くのスタートアップが立ち上げられていますが、イノベーションハブは主にケニア、ナイジェリア、南アの大都市に集中しています。しかし、社会的にインパクトのあるビジネスを起こすには、広い範囲の人々のニーズを拾うことが重要です。

 

Ampionが画期的なのは、アフリカで起業したい人たちをバスに乗せ、アフリカ大陸を移動しながら、各地でその土地に住む人たちの声を聞き、ビジネスのアイディアを得るという起業ツアーを実施していていること。

 

ツアーは7日間で、回る地域ごとにテーマを設定。たとえば「農業テクノロジー」がテーマのツアーでは各地の農家をインタビューし、農業に従事する人々が本当に必要とされているものは何かを考える。そして、ツアーから 持ち帰ったアイディアを元に参加者が起業するのを、Ampionはブートキャンプやメンタリングなどの様々なプログラムを通じて支援。

 

Ampionのこのイノベーションバス・ツアーはこれまでにアフリカの16の国を周り、30を超えるビジネスを生み出しているそうです。

 

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アフリカでもこの先数年の間にスマートフォンが急激に普及する見込みで、それに伴い、新しいビジネスが爆発的に増加すると予想されます。ケニアでは、すでにGDPの40%がモバイルマネー(M-Pesa)で決済されているとのこと。

 

Guhl氏のこんな言葉が印象的でした。

アフリカの多くの国ではまだ社会インフラが未整備で、だからこそデジタルテクノロジーを使ったイノベーションが必要であり、また、まだ何もないからこそ、何でもできる。

 

アフリカに住む人々にとっても、またアフリカ以外の地域の人にとっても、多くのチャンスが眠っているのですね。

 

今までアフリカとは接点のなかった私ですが、アフリカ出身の参加者と知り合い、現地の具体的な話を聞いたことでアフリカが少し身近に感じられました。そして何よりも、自分の生まれ育ったドイツという範囲を超え、大いなるアフリカ大陸の発展を支援するというミッションを熱く語るGuhl氏のスケールの大きさに圧倒された夜でした。

 

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