英国オープン大学自然科学科を卒業しました

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昨年の8月に英国オープン大学で卒業論文を提出したことについて書きましたが(こちら
)、無事、大学を卒業しました。論文を提出したのが9月の初めで、メールでの合格通知を受け取ったのがその約6週間後。これでとうとう10年間に渡る学業が終了したのですが、これまでキャンパスへ通ったことはなく、クラスメイトもいない自宅学習でしたので、終わったと言われてもなんだか実感がないまま過ごしていました。本当に私は大学を卒業したのだろうか?と半信半疑。

そこで、先日、ロンドンのバービカンセンターで行われた卒業式に出席して来ました。

 

ホールにはガウンを着用した卒業生達が

私もガウンを着用

ホールに着席

OUに登録してからただの一度もイギリスに来ることなくずっとドイツで勉強していたのに、こうして卒業生としてロンドンのホールに座っているのはなんだかとても不思議な気分でした。

 

セレモニー前の音楽演奏

卒業式は学長を先頭に大学関係者らが一列になって会場に入場するacademic processionというもので始まるのですが、職杖を持って歩いて来る人を見てちょっとびっくり。私の住むドイツではこのような伝統的かつ華々しい卒業式は一般的ではありません。ビジター席に座っていた私の子どもたちも初めて見る光景に驚いたそうです。


式は音楽演奏の部分を含めると全部で約3時間。学長を始めとするいくつかのスピーチの後、卒業生が壇上に上がって学長から卒業証書を受け取ります。(正確には、証書は事前に郵送されていたので、空の筒のみ)

私も名前を呼ばれて壇上に

式の後はホールに飲み物が用意され、他の卒業生らとの交流の場が設けられていましたが、私は家族と一緒に食事をするつもりでレストランを予約していたので、ガウンを返却して会場を後にしました。

式に出席して、そうか、卒業したんだな、、、、と実感がようやく湧きました。考えてみれば10年間というのは結構長い年月です。大人になってから全く新しい分野を学ぶ必要性は特になかったのですが、やってみようかなと思いついて始めたら、そのままずっと続けることになり、気づいたらゴールに辿り着いていたという感じです。

科学を学んでよかったことは、自分が生きている世界を別の側面から見ることができるようになったことです。そして、「自分の知らないことはまだまだある」と強く意識するようになったこと。世界は不思議に満ちていて、知ること・学ぶこと・考えることは楽しい。1日にほんの小さなことでも新しく知ることができれば、充実した日々を送ることができます。学び続けることで前に向かって進んでいるのだと感じ、未来に希望を持つことができる。学びとは私にとって実利的なものではなく、生きるための活動なのだと思います。(実利もあれば嬉しいですけどね)

学長のスピーチの中で、こんな言葉が印象に残りました。

「皆さんの中には、やっと終わってほっとした、もう二度と勉強はしたくないと思っていらっしゃる方もいると思います。でも、私にはわかっています。皆さんのうちの何割かは、いつかきっとまたオープン大学に戻って来るでしょう。また学びたくなったら帰って来てください。いつでもウェルカムですよ」

きっとそうだろうなあ。私も卒論プロジェクトの最中はそれなりに大変で、「早く終わりたい!」と思わないわけではなかったですが、辛かった、もう懲り懲りというわけではありません。簡単だったとは言わないけど、やっぱり楽しかった。そのうちまた何か勉強するかも、、、。

私がオープン大学で科学を学ぶきっかけを与えてくれたのは「しぜんかんさつ」や「かがくのじっけん」が大好きだった子供達でしたが、私の大学入学時には小学生だった息子も娘もすっかり大人になってしまいました。感慨深いです。10年もの長い間、支えてくれた夫と子ども達に感謝しなければなりません。

 

大学はとりあえず卒業しましたが、これからも新しいことを学び続けて発信して行きます。

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2 comments

  • すごく良い写真たちですね! 他の記事も読んだのですが、それらを思い浮かべながらこれらの写真を見ると、すごく心を動かされます。私はこちらのブログではじめてOpen Universityを知りました。これからはじめようかなと思っています。大学自体が初めてですが、挑戦してみます。非常に助けになる記事をありがとうございました。そして、ご卒業おめでとうございます!

    • 暖かいお言葉をありがとうございます。マイペースで続けていたら卒業できました。記事が参考になったのでしたら、とても嬉しく思います。どうぞ楽しく学ばれてくださいね。

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